I am.


Afterword.

読了おつかれさまでした!そして、あとがきにまで目を通してくださりありがとうございます。もう少しお付き合い下さい。

思いっきり一人称って感じの作品で、書いていて楽しかったです。ぶっちゃけ、ナルとかぼーさんあたりから見た主人公は、さほどうるさくないです。むしろクールにすらうつっているかもしれません。
麻衣さんが怒る時に「こら!」っていうのは癖っていうか、”叱ってる”証拠で、先生っぽさと、大人っぽさを出したかったのです。最初から先生と決めてた訳じゃないんですけどね。

女装ノリノリでやってる割には中身がしっかり男なので、出来るだけガサツなイメージです。あとこだわったのは、泣かないって所かな。最後のお別れの時、ちょっと感極まってるけど、涙ぽろぽろはさせたくなくて。
ナルと主人公は最初から最後まで親しそうで親しくはないつもりですけど、互いに信頼はしてます。どっちも言葉を交わして仲を深めるタイプではなくて、態度で示すというか、時間が経つにつれていつの間にか相手の事を許容して行く感じのイメージです。
ナルは主人公を良い意味で犬だと思ってます。
使える犬っていうニュアンスではなく、自分の飼い犬?くらいの信頼と愛は持ってる感じです。身内って程じゃないけど、ペット。愛玩って程じゃないけど、可愛がる。
ジーンは原作でも言ってた、声が届かないのがもどかしくて麻衣を橋渡しに使った、ってのがある通り、最初はそんな感じ。段々情がわいてたと思われます。最終的に結構好きになってるけど恋愛かはおまかせします。あと、死んだ自分が生きている主人公を想う権利はないのではとか、不毛だとか、まあ霊には霊の想い方があるんじゃないですかね(はなほじ)
主人公は最後だけナルのことを普通にナルって呼んでるけど、そのときは雇用されてないからです。ちなみにジーンのことをずっとジーンと呼んでいるくせにナルのことは渋谷さんっていうのは、贔屓です。ナルもそれに気づいていたけど、ナルと呼べなんて死んでも口に出さないし……気づいてても気にしていなさそう。呼び名なんてただの呼び名だと思ってるでしょうね。ってことで、ナルの嫉妬はありません。
この主人公でもまだまだお話が書きたいので、またお会いしましょう。
May 2015



この作品を書いた時よもや主人公をこんなに長く使い続けることになるとは思ってもみませんでした。今は他のキャラクターに成り代わったりもしますがシリーズ通して500話突破です。感慨深いですね。
本編の加筆修正は2018年8月としてますが、実のところ17年末くらいから手を出しては放棄し、ちまちま修正を重ねていました。2018年の8月で10周年を迎えたので記念に文庫本サイズで印刷かけようと思っていたのです。入稿面倒くさくなったのでデザインだけしてお蔵入りしています……。
このたび、サイトのテンプレートをいじっている時にちょうど良いから加筆修正した方を載せようと思って差し替えました。当初書いたものよりちょっと勢いを削って静かにしたのと、生まれてこられなかった姉の存在と、女として出生届を出していたという設定を無しにしました。そもそもそこまで女に拘って麻衣に成る意味は無いんです。ただただ私が女装主人公書きたかっただけです。ぶい。
加筆修正 Aug 2018

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